土曜の朝、遅めの朝食を済ませ散歩に出る。帰宅し、残り少ない午前に頭を使う作業をしようとしたら、全くやる気が起こらなかった。
昨日の夜に、人身事故で止まった電車について長く思いふけり過ぎたからだ…。
こんなときは、「ワーカーホリックの女性のための本を1ページ読もう」ということで書き始めました。
『つい頑張りすぎる女性のための本 あるがままの自分と向き合う366日』アン・ウィルソン・シェフ著 精神科医 斎藤学監訳 1999年初版
「宇宙は壮大なジグソーパズル。あなたはその中のユニークな一片。あなたがいなければ、今ある宇宙は完成しない。だから、あなたのユニークさを失ってはならない」 斎藤学〈監訳者まえがき〉より
5月25日 【癒し】
人間の心は、自分をいちばん傷つけるものから、長いこと遠ざかってはいない。わたしたちはみな再び苦悩のもとへと旅をする。その旅から解放されるわずかな人間をのぞいては。
ー リリアン・スミス(米作家、社会評論家)ー
子ども時代に経験するそうした心の痛みや傷は、大人になって魔法のように消え失せてくれるわけではありません。わたしたちの心のなかで、低い不満の声をずっとあげています。
そして、わたしたちが、こうした痛みや傷に対処できるほど強くなり、成熟したとき、そして洞察力や意識も高まったときに、それははじめて姿を現し、わたしたちに対処を迫ります。
これは、わたしたちの内なる存在がわたしたちを愛する方法のひとつなのです。癒す必要のある傷を癒やす機会をわたしたちに与えてくれ、それも、わたしたちが対処できるほど強くなったときを選んで、与えてくれるのです。
子ども時代のわたしたちは、自分がまだ強くなく、本来ならたくさんの援助や手助けなしには対処できないようなことを、頻繁に経験しました。しかも多くの場合、そういった援助を得られなかったのです。
そこでわたしたちはそういった経験を内に抑え込み、時機を待ちます。わたしたちに準備が整ったとき、その経験は戻ってきます。
こうした苦悩に対処するだけのものが身についたとき、苦悩と向き合って整理するチャンスが、わたしたちに与えられるのです。
わたしに準備が整ったとき、自分には昔の傷を癒して前進できるということを理解したうえで、古い傷へと旅するチャンスが与えられるだろう。
子どもの頃に経験した心の痛みや傷が、魔法のように消え失せてくれるわけではない…。
「なかったことにして生きて行くのはやめた方がいい」と、斎藤先生もおっしゃっていた。
どうして『わたし』は、時間の隙間を埋めるように作業をしなければならないと思うのだろう。誰も責めていないし、誰も追いかけては来ないのに…。
多くの苦悩と向き合い整理をしてきたので、この『責めているのも追いかけてくるのも』過去の誰かではなく自分自身で、それはまだ『できない自分』の部分を受け入れられずに、すべてを『できる自分』にしようとしている(完璧主義)か、案外『考えることに時間を使うこと』で、休息が取れているのかも知れません。
この記事を書いた人
公認心理師 東谷ひとみ
所属 PIAS麻布コレクティブ
カウンセリング
・複雑性PTSD ・ACEs(子ども時代の逆境体験) ・夫婦、パートナー問題 ・家族間葛藤
平日 50分 3000円 18時以降 4000円
土日祝日 50分 3500円 18時以降 4500円
スーパーバイザー
依存症治療の第一人者である、精神科医 斎藤学先生の指示を定期的に受けながら進めていきます。
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