16世紀、絶対王政時代のイギリスのテューダー朝のエリザベル一世の時期に典型的に見られた。
地主(恵まれた人)による牧場化(金儲け)のための運動
背景
イギリスの海外市場が拡大したことによって毛織物の需要が増え、毛織物業が盛んになり、その原料の羊毛が高騰し、領主および富裕層が羊毛の生産に転換して利益を上げようとした。
(毛織物が人気 → 羊毛が高騰 →農地を牧場に変えてしまおう)
これによって耕地を奪われた農民は離村し、工場制手工業(マニュファクチュア)での賃金労働者化していくこととなった。
またその進行によって、失業、浮浪、犯罪などの社会不安が増大したので、社会的批判が強くなり、議会はしばしば囲い込みの禁止を議決したが効果はなかった。
マニファクチュアとは何だったか
工場制手工業。 資本主義の初期の生産形態で資本家が工場を設置し、賃金労働者を雇用して手工業生産をおこなう。 機械は未使用の段階。
まとめ
16世紀、イギリスでは毛織物業が盛んになり羊毛が高騰した。
領主や富裕層は農民から農地を取り上げて、その土地を塀で囲い込み、羊を飼って羊毛生産をした。(農地囲い込み運動)
仕事を失った農民は、まだ機械が使用されていない工場(炭鉱など)で働く賃金労働者になった。それを工場制手工業(マニファクチュア)という。
それにより失業、犯罪などの社会不安が増えた。
感想
『農地囲い込み運動』って、そういう内容だったんですね。
農地を追い出され、急に手作業だけの賃金労働者になり、社会不安に巻き込まれていく様子は胸が痛みます。
ずいぶん昔に習った『工場制手工業』の意味がすんなり入ってきました。
おまけ
当時の荒んだ状況を描いたホガースの風刺画をみつけました。
とはいえ著作権のことがわからないので、紹介しているHPのリンクを貼っておきます。
かなり荒んだ状況を見やすく描いています。
当時、JINは粗悪で安い蒸留酒だったそうです。
JIN=労働者の飲み物
ビール=富裕層の飲み物
絵を見て解説を読んだらエピソード記憶に残り完全に頭に入ります。
農地を牧場にして利益を増やそうとした富農層によりマニファクチュアが起こり、
巻き込まれた農民は劣悪な労働環境でジンをあおり、しわ寄せは子どもに行く
それが『農地囲い込み運動』です。
受験生の方へ
大人になるにつれ、人に言えない悩みが増えるものです。
誰かに話を聞いてもらうだけで、理解者がひとりいるだけで生きていけたりします。
私たちはジン酒場で骨と皮になって死んでいく状態ではないから、何とかなるはずです。
打ち明ける人が見つからないときは
私が話を聞きます。
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最後まで読んでくださりありがとうございました。

