この記事の目的
紀元2世紀の偉人から、今を生きやすくするヒントをもらいます。
『自省録』マルクス・アウレリウス
自省録とは、紀元2世紀に生きた実在のローマ皇帝マルクス・アウレリウスが就寝前につけていた「瞑想記録ノート」である。
この本は似たような内容が表現を変えながら、何度も繰り返し登場します。おなじような内容が多くあるということは、その都度、決意表明をしながらも、改めてそうし直さなければならなかったことを意味している。
ということでこの本は、同じような内容を章で区切って編集してあります。
章のタイトルがわかれば、マルクス・アウレリウスが寝る前に人生に重要だと思った事柄がわかります。
ということで、章タイトルをご紹介し、その中の1つを取り上げて終わりにします。
マルクス・アウレリウスが寝る前に考えた事柄
Ⅰ 「いま」を生きよ
Ⅱ 運命を愛せ
Ⅲ 精神を強く保て
Ⅳ 思い込みを捨てよ
Ⅴ 人の助けを求めよ
Ⅵ 他人に振り回されるな
Ⅶ 毎日を人生最後の日として過ごせ
Ⅷ 自分の道をまっすぐに進め
Ⅷ 死を想え
本日の言葉 105 他人から非難されても気にしない『Ⅵ 他人に振り回されるな』より
眠りからさめたら、すぐに自問してみること。
「君がこれまでやってきた、ただしいこと善いことが他人から非難されたとして、それが君にとってどんな意味があるというのか?」
いや、非難されようがされまいが、なんの違いもないだろう。
まさか君は忘れていないだろうね、他人を賞賛したり非難したりする尊大な連中は、ベッドのなかでも食卓でもそんな風にふるまっているのだということを。また、かれらがなにをしてなにを避け、なにを追い求めているか、そしてなにを盗み、なにを奪い取っているかを。それも自分の手足をつかってではなく、人間にとってもっとも大事な部分、つまり、もしそうしようと思えば信義、謙虚さ、真実、法、幸福が生み出されるはずの精神をつかって、そのようなことをしているのだということを、
だから、そんな連中に非難されようがされまいが、いっさい気にする必要はないのだ。(10・13)
マルクス・アウレリウスは、その日、誰かに非難されたのでしょう。だから寝る前に書いたのです。
現代のわれわれも誰かに非難されて、ひどく落ち込み、明日からの生活が憂鬱になることはしょっちゅうあることです。
ですがそこをひとつ、このマルクス・アウレリウスのように自分を信じ大切にして「あんなやつ、絶対ベッドのなかでも尊大なんだ」とノートに書いてぐっすり眠りましょう。
今日もすばらしい言葉をありがとうございました。
本の紹介
『超訳 自省録 マルクス・アウレリウス』 ディスカバークラシック文庫シリーズ
この記事を書いた人
東谷ひとみ 公認心理師
PIAS麻布コレクティブ 所属
カウンセリング 平日 50分 3000円〜 土日祝 50分 3500円〜 (室料別途 1000円)
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